備忘録

twitterでは収まらないこと恥ずかしいこと

東京

「東京」というジャンルがとても好きだ。

ありがちなんだろうけど、「なんでもあるけどなんにもない」で「排他的のようで非干渉」で「消費的」で「大事な人を奪っていく」と表現されがちな「東京」が。誰もが夢見がちなのにいざ体感してみるとそんな夢心地なことはなんもない。

自分は関東に生まれ育ったから「東京」という存在は別に特別じゃないゆえ、小説や楽曲で「東京」に対して憧れだったり、誰かが東京に行ってから変わったとか好きな人が東京に行ってしまったとかそういう、東京をきっかけに感情を動かされているのが愛おしく感じる。

「東京」はそこにあるだけで、誰かを拒絶したり受け入れたりすることは無い。人間が勝手にイメージ作って、そのイメージに憧れたり裏切られたり赦されたりしてる。人間の感情によって作られている都市。都市に振り回されている人間。

二面性を持ち合わせているのも良い。華やかな面と寂れた面。モノに溢れ飽和しているのに精神的なところでは満たされないところ。カルチャーが産まれた先から消費されたり。ポジティブとネガティブが同居している空間。

東京をテーマにしている作品なんてたくさんある。昔からずっとある。それだのにいつまでも廃れないのは日々移り変わりが激しいのもあるけど、やはり「東京」ひとつでいろんな面がありすぎて、表現し尽くされることが無いんだと思う。人の数だけ「東京」の顔がある。最高。それで楽しいだけの都市じゃないってのが、掘り下げたくなる気持ちになるんだと思う。刹那的な美しさが「東京」にはあると思うので、自分は「東京」というジャンルが好き。